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不動産投資市場

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真冬並みの強い寒気と低気圧や前線の影響で、東京都心でも未明から雪が降りだし初雪となりました。11月に初雪が観測されるのは、1962年以来54年ぶりだそうです。ポカポカ陽気の小春日和から、一気に真冬日となり、この寒暖差に体調がついて行けないという方々も多いのではないでしょうか。

共用庭もメルヘンチックにうっすらと雪化粧。

さて、アベノミクス景気から不動産業界は好景気が続いております。が、最近、少し変化が出始めているようです。

今月、色々な業者さんと四方山話をした内のいくつかをご紹介します。

大手分譲マンション業者

自社ブランドマンション建設用地として仕入れした土地を、マンション市場の先行き不透明感から様子見していたら、ホテル業者が買いに来た。事業計画利益の倍額を上乗せして売却しても良い、と言ったところ、即、売買契約締結となった。(笑)

2020東京オリンピックへ向けて、ホテル不足から「ホテル建設だと容積率緩和の特例」があり、土地値が高くてもホテル業者は採算が合うようだ。

新築ファミリーマンションは高値感が強く、様子見しているユーザーばかり、これからは、収益投資用マンション用地の仕入れに主力を注ぎますので50~80坪程度で20戸位の収益マンション用地をご紹介して欲しい。

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東京は朝から雪景色となった。

大手不動産会社

中国でマンション建設事業をしていたが、建築資材の高騰、金利の上昇、重なる人件費の上昇の中、中国不動産市況の悪化、先行き不透明感を考慮してマンション建設を一時保留にした。

日本に帰って来たら、ファミリーマンションの用地仕入部隊は元気なく、投資用ワンルームマンション仕入部隊が見違えるように元気になっている。わずか数年でこんなにも変わるとは・・・!?

分譲ファミリーマンション建設はしばらく様子見の体制だ。
代わりに投資用一棟収益マンション建設用地を積極的に仕入れする方針だ。
100坪前後の土地で売却時の表面利回り3~4%の物件を紹介して欲しい。

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秋の草花も雪にはビックリしている様子

リノベマンション営業担当者

先日、中国人に買ってもらっていた「投資用オーナーチェンジマンション」を仲介したが、買主がこれまた中国人(笑)彼らは日本の不動産投資市場が活況を呈しているのも後少し・・・と見ているようだ。

2020年東京オリンピックの1~2年前には、投資目的で購入した日本の不動産を売りに出す中国人が多いらしい。早ければ、2020年東京オリンピック前に日本の不動産価格は下落するかも・・・!?

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この雪で交通機関に乱れも、

金融機関 融資担当者

日銀のマイナス金利政策で、各金融機関はこぞって新規融資案件として「投資用収益不動産」に糸目をつけず融資している。日銀のプレス発表もあったが、不動産向け融資は1989年度バブル期の5兆円をはるかに上回り7兆円とも8兆円とも言われている。

過熱気味の投資用収益物件に対する融資は、リスクが多くなりつつある。

今後は、物件審査の段階で、ストレス(負荷、金利上昇、空室率、家賃収入下落)を強化し、更に本人属性審査もきびしくなるだろう。

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冬眠しそこねたカエルもびっくり

不動産投資家の皆様、“収益投資用不動産バブル” の現在、あなたは、このバブルの先行きをどのように分析なさいますか。

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