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どうなる!?キュービクルのポリ塩化ビフェニル(PCB)含有分析調査

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1月22日~23日にかけて降った記録的な大雪、その後、日本列島に居座る強烈な寒気、関東地方でも凍り付くような冷え込みが続いており、さいたま市では、氷点下9.8度と、観測史上最低気温を更新したようです。晴れていても路肩の残雪が凍り付いて、気温5度~-3度と、極寒はまだまだ続きそうですね。

さて、弊社で昨年来から購入検討中の一棟収益物件ですが、友人の一級建築士Mさんに、建物インスペクションをお願いしています。今年になって、屋上のキュービクルの中にある変圧器、蓄電器にポリ塩化ビフェニル(PCB)が含まれている可能性があることが解かりました。

PCBとは、ポリ塩化ビフェニル(Poly Chlorinated Biphenyl )の略称。
人工的に作られた油状の化学物質。
PCBは、水に溶けにくく、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高い、・・・科学的に安定な性質から様々な用途で利用されてきたようですが、現在は、製造・輸入が禁止されている。

PCBの撤去費用には莫大な費用が掛かるようです。
取り敢えず、メーカーの製造番号から、「微量PCB混入の可能性について」調べて頂いてみると、

調査結果は、
●◇◇◇◇年以前製造の油入り変圧器・・・PCB混入の可能性が否定できません。
●◇◇◇◇年以降製造の油入り変圧器・・・弊社出荷段階におけるPCB混入はありません。
との見解が届きました。

そこで、現所有者売主様にお願いして、「PCB含有分析調査」を行うことになりました。

環境省HPから引用

結果は二週間位で分かるようです。
PCBの撤去処分には莫大な費用が掛かるようですので、結果次第では、売買価格にも大きな影響が出てきます。
古収益物件は、購入前のしっかりとした調査が重要ですね。

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