秋晴れの青空は長くは続かず、昨夜来から雨が降り続けている東京です。
東日本豪雨被災地の一日も早い復旧復興を願っています。
さて、昨日、国土交通省が発表した2015基準地価、三大都市圏では3年連続で上昇しましたね。背景要因には、2020東京オリンピック効果・新幹線効果・外国人観光客の増加等があるようです。
特に目を引くのは新幹線効果、3月の北陸新幹線開業で、観光客が押し寄せている金沢市、金沢市本町では、住宅地で、16.8% 住宅地で全国トップの上昇率。またリニア新幹線開業をあてこんで、名古屋では名古屋駅周辺で大型ビル建設が相次ぎ商業地で、40%超の上昇(上昇率トップ)
グラフを見ると、バブル崩壊、ミニバブル、リーマンショック後の上昇傾向が解かる。
商業地の地価上昇は、三大都市圏から地方の主要都市へ広がる傾向があり2007~8年のミニバブル期を越える地点も出始めている。今年から始まった相続増税により、相続税対策の一環として都心のマンションを購入する人も多くマンション建設用地も値上がりしている。一方、都下では消費増税もあり、マンション供給が一段落して地価も伸び率は縮小している。
2020東京オリンピック
新国立競技場、エンブレムでは何かと取沙汰されましたが、オリンピックへ向けて、商業施設・ホテルの進出や建替えも進み、外国人観光客増加による活況を見ると地価はまだ上昇傾向にあると言えるでしょう。
基準地価
毎年7月1日時点の地価を都道府県が不動産鑑定士の鑑定評価を調べ国土交通省がそれをまとめて公表する。「公示地価」と重なる地点も多く、不動産売買取引の目安とされている。