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狭小空地の有効活用「シェアサイクルポート」

今年は例年よりも暑い日が多かったのですが、朝晩すっかり冷え込むようになりましたね。
紅葉も日一日と鮮やかに染まり、深まるゆく秋の気配を感じます。

さて、弊社で保有している“狭小空地の有効活用”の話です。
もともと、地主さんと借地人さんが保有していた土地・建物ですが、東京都補助26号線の道路計画で買収された残地でした。
国道254号線川越街道と補助26号線計画道路の交差点に位置し、ちょうど隅切り部分に当たる三角地:約41m2の狭小地です。

ご存じの通り、道路計画は道路用地該当部分は事業主が買収してくれますが、残地は買い取ってくれません!!

地主さん借地人さんから、「残地が何とかならないだろうか!?」との相談を受けました。

そこで貸宅地を管理していた弊社が、底地+借地の同時売却で譲り受けた土地でした。

空地の場合は建付地と異なり固都税の軽減措置はありませんので、保有しているだけでそれ相当の固都税を支払っていかなければなりません。

アパート・賃貸マンション・コインランドリー・テイクアウト店舗・トランクルーム・等々を建設して賃貸収入を得る方法も考えましたが、三角形の狭小地では効率の良いプランが入りませんでした。自動販売機・バイク置場も検討しましたが、初期投資もなく、最も良かったのがシェアサイクル業者へ、「シェアサイクルポート」としての“土地一括貸し”でした。

シェアサイクルは一定のエリアに複数設置された、「シェアサイクルポート」(自転車の貸出し返却拠点)に、自由に自転車を貸出し・返却できる交通手段です。借りた場所に返却しなければならないレンタルサイクルと異なり、借りた場所とは違う任意の「シェアサイクルポート」に返却できるので、利用者の方々には好評です。

公共交通機関の補完、観光戦略の推進、環境負荷の軽減、等々、電車や自動車に代わるクリーンな公共交通手段の一環として注目され、今や需要者がドンドン増えています。

工事内容

対象地は東京都が設置した鋼板囲いと、お隣の借地人さんの共同住宅建物があるため、東京都に鋼板囲いの撤去と、フェンスを設置し、進入路の確保と、進入道路の舗装工事をお願いしました。

当該地の鋼板囲い撤去、ネットフェンス設置、進入道路の舗装工事が完了して、

バリケード仮設置も完了しました。

シェアサイクル業者さんと、シェアサイクル設備の設置工事の日時を打合せして、いよいよ、設備設置工事に着手します。

シェアサイクルの利用方法

1.会員登録

  • 専用Webサイト、スマホアプリで会員登録が必要
  • 名前、連絡先、等の基本情報を入力して決済方法をを登録
    クレジットカード、電子マネー等、(現金精算は不可)

2.自転車を借りる!

  • アプリやWebサイトで空き自転車を確認して予約する
  • アプリやWebサイトに表示されるパスワード入力
  • 自転車に搭載されたQRコードをアプリで読込み解錠して利用開始♪

3.自転車を返す

  • 返却できるエリア内のポートに返却する
  • 利用しているサービス会社のポートに自転車を停める
  • 所定の方法で施錠、返却手続きをする

設備設置工事を見ていると、慣れた手つきで、いとも簡単に設備を設置していました。

シェアサイクル業者業者さんのアプリに、「シェアサイクルポート」新規登録前(開業前)の状態です。

「シェアサイクルポート」登録完了の話を聞いた数日後に立ち寄ってみると、なんと、数台の自転車しか残っていませんでした。

Open Street 株式会社ご担当者:Oさん、有難うございました。
さすが業界No,1のHELOO CYCLING さんですね!!

目的地まで歩くと少し遠いし、
タクシーに乗る距離でもないし、
借りた場所に戻って返却しなくても良いし、
自転車があれば良いんだけどな~

そんな時に便利な交通手段として、シェアサイクルは今後ますますニーズが増えていくことでしょう

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